デニス・リッチー氏が

先日逝きました。ジョブズ氏に続いて偉大な頭脳が失われました。
いわずと知れたC言語の生みの親の一人です。もしC言語がなかれば、今のコンピューター産業の発展はありませんでしたし、コンピュータを用いたあらゆる産業界全体の発展はなかったでしょう。組み込み系はもちろん、UNIX系システム、PC系システムの根幹部分はC言語なくしてはありえません。Cがなければ、C++Javaも生まれなかったでしょう(もちろんCに変わる言語は開発されていたでしょうが)。
地球規模で哀悼の意を表すべきですね。

ジョブス氏が

先日逝きました。やっと重い腰をあげてSynth1のMacへの移植を開始した所での出来事で大変残念です。できれば、ジョブズにSynth1見てもらいたかったなぁ。
私がAppleを知ったのは中学生のAppleII(あれAppleIだったかな?)の時でしたが、今はその頃とはまったく比べ物にならない程に規模も知名度も影響力も大きくなりましたね。今後のアップルがどういう道を進んでいくのかわかりませんが、彼らしいワクワクするような製品開発を続けていってほしいと思います。

iOS版

今日Mac版をやってもらっているMT氏と会ってきました。Synth1のMacへの移植作業中も作業前も会っていなかったので、彼と会うのは約1年ぶりでした。
で、実はもうSynth1はiOSで動いております。が、UI系はPC/Mac版UIの単純移植なので、iPhone/iPadにマッチするようなUIに変更する必要があります。今日はiPhone/iPadを並べてそういう話をしてきました。あ、でも自分はiPhone/iPadはおろか、スレートデバイスは何ももってないので結構適当な事言ってたかも。。。
まだリリースは先になると思いますが、通勤電車内で音作りできるようなものを目指しています。

Mac版のbeta6リリースしました。

既知のバグは全て修正したつもり。スライダーウィンドウの挙動が怪しかったので、ウィンドウを介在させない方式に変更しました。マウス/Window関連のイベントはWindows程安定しない感触があります。またhostによって、随分挙動が違うのも困ったもので、思い切ってウィンドウは排除し完全自前描画に切り替え。実際のコードはMT氏の担当で、私はアイデアだしとテストだけ。それでもこの一週間はほとんど毎日これに掛かりっきりでしたが。。。
その甲斐あって安定したものになったと思いいます。

今はAU版のテストなどをやっています。で、GarageBandにオートメーションの機能は付いているのでしょうかね?
普通にレコーディングしながらシンセ側のノブを弄っても、それが記録されている様子がないんですよね。。。Synth1側のバグか?
ReaperだとAU版できちんとオートメーション記録・再生できるんですが。。。
どなたか知っておられる方がいたら教えてください。

ニュートリノが光速を超えたとするニュースが報じられたが。。。

自分は物理学者ではないので、専門的な事はコメントできないけど、この件に関して思う事があった。

まずは一部のマスコミ報道が酷すぎるという事。HP上の新聞の見出しなのだが、こんな感じ。

朝日新聞 「光より速いニュートリノ」計測 国際研究グループ発表
事実だけをタイトルにし、余計な憶測・予断を一切いれておらず、科学記事のタイトルとしては好感がもてます。


・読売新聞 根底崩れた?相対論…光より速いニュートリノ
毎日新聞 物理:光より速いニュートリノ? 相対性理論覆す発見か
予断が入っているのがちょっとアレですね。相対論に限らず歴史のある理論はどれも長年検証されつづけ、幾たびの振るい落としにも耐えて生き残った屈強な理論です。今回の件で相対論が補強される事はあっても、覆される事はまずないでしょう。まあそれ以前に、追試でこの実験結果が否定される可能性の方が高いと個人的には思っていますが。


産経新聞 「タイムマシン可能」ニュートリノ実験結果に専門家ら驚き
むしろ、専門家はこのタイトルの方に驚くわ!!何なのタイムマシンって??
そして極めつけはその内容。。。


>光速で動く物体が時間が止まった状態だとすると、それよりも速いニュートリノは時間をさかのぼっているのかもしれない。
>すると、過去へのタイムトラベルも現実味を帯び、時間の概念すら変更を余儀なくされる可能性もある。


一万歩譲って「ニュートリノが時間をさかのぼった」としても、タイムトラベルが現実味を帯びるとか、完全に厨二病です、本当に(r。このタイトルと内容からし産経新聞には科学を理解しているライターや編集は一人もいないと思われます。仮に知っていて書いているとしたら、最悪です。いずれにしても、大手新聞社がこんな記事を書く事は大罪だと思います。この新聞の科学欄を見てはいけません、バカになります。
と、ちょっと興奮気味になってしまいました。


で、朝日以外のタイトルがアレなわけですが、こういうタイトルの方が読者の心をつかみ易いという事があるのだと思われます。夢のあるタイトルが悪いというわけではないですが、あまりにも現実離れしたものは、NGです。
これは裏を返すと、国民的な科学リテラシーの低さの現われだと思うのですよね。もちろん日本国民のは科学リテラシーは世界の中では高い方だったはずですが、もっともっと高めるべきだと思います、少なくともマスコミやトンデモ科学に踊らされない程度には。
おそらく科学者たちは、この件に限らず科学に関するマスコミの誇張報道をみては苦笑いしている事でしょう。しかし彼らが何もしなければ、この状況はおそらく変化しません。たとえば科学者自身が、もっとわかりやすい国民目線の発表をするとかいいと思うんですよね。「1番じゃなきゃ駄目なんですか」発言ってのがありました。あれは結局「1番のメリット」を当事者(研究者)がその場でわかりやすく説明できなかったわけです。国民目線の説明を怠ってきたツケですね。
とか言っても何かそういうわかりやすい情報発信に対しては国からインセンティブを与えるとかしないと、状況は変わりそうにありませんが。。。
自然科学者、研究者の方々がんばってください。