ベルの不等式

本読んだりして、おぼろげに理解できてきた気がする。
「EPRペア粒子(a,b)のaのX軸に対するスピンと、bのY軸に対するスピンを測った」
データが得られたので、実在論っぽく、属性データと呼ぶ事にしてみる。
しかし、それらは同じEPR粒子の2種類の属性データとはみなせない。
なぜなら、同じEPR粒子の属性だとしたら、当然ベルの不等式が満たすはずだが、実験すると破れてるし。
しかたがないので、測定された2種類の属性データは、それぞれ別々の状態の粒子の属性データだと考えることにする。
#そうなのだ、実験して破れてたから、そう理解するしかないのだ。ここでの頭の切り替えがなかなか出来なかった。
そう考えると、じゃあ、いつどうやって別々の状態になったのだろう?という疑問がわく。
これがいわゆる解釈/観測問題というやつ?普通は、1粒子系の例で議論されるようだ。
よくある答えは、
「先に測定された粒子がその瞬間、光速を超えて、もういっこの粒子に影響を与えたのだ。」
というやつ。
「光速を超えて」とかよく見るけど、「時空を越えて」と言うほうがイメージ的に納得し易いなあ。だって、粒子自体は光速だし、時間も距離も0だし。つまり、ペアで2つの粒子にみえるけど、裏ではつながった一つの粒子なんだろうとか思う事も可能だし。

解釈問題は、科学的な結論を得る日が来るんだろうか。。。
希望的にはそういう日が来て欲しいと願う。

霧が晴れた。やっと、わかりかけてきたぞ。
しかしもう寝る。